讀物 | 挪威的森林(7)-關於綠子
今日のおすすめーー<ノルウェイの森>
關於綠子的節選。喜歡她,溫柔的人如其名,一抹清新率真的綠意,鮮活而美好。
本書結束。
「いつもそんな風に一人で旅行するの?」
「そうだね」
「孤獨が好きなの?」と彼女は頬杖をついて言った。「一人で旅行し、一人でごはんを食べて、授業のときはひとりだけ
ぽつんと①
離れて座っているのが好きなの?」
「孤獨が好きな人間なんていないさ。無理に友だちを作らないだけだよ。そんなことしたって
がっかりする②
だけだもの」と僕は言った。
彼女はサングラスのつるを口にくわえ、もそもそした聲で「『孤獨が好きな人間なんていない。失望するのが嫌なだけだ』」と言った。「もしあなたが自敘伝(じじょでん)書くことになったらその時は科白使えるわよ」
「ありがとう」と僕は言った。
詞彙1
ぽつんと:副詞,孤單的
詞彙2
がっかりする:失望
“經常這樣一個人旅行?”
“不錯。”
“喜歡孤獨?”她手託著腮說,“喜歡一個人旅行,喜歡一個人吃飯,喜歡上課時一個人孤零零地單坐?”
“哪裡會有人喜歡孤獨!不過是不亂交朋友罷了。那樣只能落得失望。”我說。
她把太陽鏡的吊帶銜在嘴裡,竊竊私語似的說:“哪裡會有人喜歡孤獨,不過是不喜歡失望。”然後轉向我:“如果你寫自傳的話,可別忘了這句對白。”
“謝謝。”我說。
「どれくらい私のこと好き?」と緑が訊いた。
「世界中のジャングルの虎がみんな
溶けて③
バターになってしまうくらい好きだ」と僕は言った。
詞彙3
溶ける(とける):(自動)溶化
塩は水に溶ける。
“喜歡我喜歡到什麼程度?”綠子問。
“整個世界森林裡的老虎全都融化成黃油。”
(結尾)
僕は緑に電話をかけ、君とどうしても話がしたいんだ。話すことがいっぱいある。話さなくちゃいけないことがいっぱいある。世界中に君以外に
求める④
ものは何もない。君と會って話したい。何もかもを君と二人で最初から始めたい、と言った。
詞彙4
求める(もとめる):(他動)要求、渴求
我給綠子打去電話,告訴她:自己無論如何都想跟她說話,有滿肚子話要說,有滿肚子非說不可的話。整個世界上除了她別無他求。想見她想同她說話,兩人一切從頭開始。
緑は長いあいだ電話の向うで黙っていた。まるで世界中の細かい雨が世界中の芝生(しばふ)に降っているようなそんな沈黙がつづいた。僕がそのあいだガラス窓にずっと押しつけて目を閉じていた。それからやがて緑が口を開いた。「あなた、今どこにいるの?」と彼女は靜かな聲で言った。
綠子在電話的另一頭久久默然不語,如同全世界所有的細雨落在全世界所有的草坪上一般的沉默在持續。這時間裡,我一直合著雙眼,把額頭頂在電話亭玻璃上。良久,綠子用沉靜的聲音開口道:“你現在哪裡?”
僕は今どこにいるのだ?
僕は受話器(じゅわき)を持ったまま顔を上げ、電話ボックスのまわりをぐるりと見まわしてみた。僕は今どこにいるのだ?でもそこがどこなのか僕にはわからなかった。見當もつかなかった。いったいここはどこなんだ?僕の目にうつるのはいずこへともなく歩きすぎていく無數(むすう)の人々の姿だけだった。僕はどこでもない場所のまん中で緑を呼びつづけていた。
我現在哪裡?
我拿著聽筒揚起臉,飛快地環視電話亭四周。我現在哪裡?我不知道這裡是哪裡,全然摸不著頭腦。這裡究竟是哪裡?目力所及,無不是不知走去哪裡的無數男男女女。我在哪裡也不是的場所的正中央,不斷地呼喚著綠子。
(完)
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